奈良県奈良市「麺屋NOROMA(のろま)」に行ってきました!

外観

行列必至の人気店に、長い時間並ばずに食べる方法は?

麺屋NOROMAさんは、2012年12月に旧国道24号線沿いにオープンし、現在で開店丸3年。
2018年10月6日からの京都競馬場で開催されている関西ラーメンダービー2018にも出店されています。
いつ通りかかっても長い列のできている人気店です。いつか行ってみたいと、お店の前を通るたびに思っていましたが、筆者は行列が苦手です。初売りもテーマパークも、できればパスして家にいたいタチです。
それでずっと先延ばしにしておりました。しかし開店3年が経っても列はでき続け、人気が衰えるどころか増しているように見えます。これは先送りにしていても行列を避けることはできないと、腹を括りました。
そして筆者が次に考えたのは、どうせ待つならいかにして待ち時間を短く済ませるかでした。
お昼の営業時間は11:30~15:00。平日の中でも、月曜日から濃いラーメンを食べたい人は少なく、あまり並ばずに食べられるかも…という勝手な推測のもと出発。駐車場は店舗の前に2台と店舗の裏に共同のものがありました。
共同駐車場はNo.10 ~21まで駐車可と書いてありますが、No.10と11は、停められないようにコーンが置いてありました。
No.19は存在しませんでしたので、実質8台の駐車が可能、前の2台と合わせて最大10台停められます。
到着は11:05。さすがに誰もいません。しかしここで誤算が!逆に誰もいないからといって、列の1番目に並ぶのは、あまりにやる気満々に見えて、筆者には恥ずかしすぎる…。結局、誰かが最初に並んでくれるのを、お店の外観写真などを撮りながら待つことに。10分程経った11:14、ついに一人目のお客さんが。その後ろにそそそと並ぶと、筆者の後ろにわらわらと3名プラス。
開店までには13名が並びました。お店の前には、列が歩道や車道に進出しないように、工事現場の仕切りに使っているようなコーンとバーで20名~30名程度が並べるスペースを作ってありました。
ウェブサイトにも、店舗にも「割り込みは絶対におやめ下さい。トラブルの原因になります。お揃いになられてからお並び下さい。お席に着かれてからの同伴者の追加はご遠慮下さい」との注意書きや張り紙がありましたので、今までに、どう待ってもらうかで苦労された様子が伺えました。
お客さんに気持ちよく待ってもらうことも、近隣へ迷惑をかけないようにすることも、お店の味と同じくらい大事な要素ですものね。
開店は11:30ちょうど。「お待たせしました。いらっしゃいませ~」と元気の良い店員さんの声と共に店内へ。



 

こじんまりとした店内に、元気の良い店員さん達の声が響く
店内
和の雰囲気のする、こぢんまりとした店内です。壁には、十日えびすでしょうか、商売繁盛の笹が掲げられておりました。
座席は、カウンター6席、掘りゴタツ形式の4名掛けの座敷席がふたつの計14席。
お水はセルフ。おしぼりはありません(頼めばあったのかも)。4名席に2名の女性客が座りましたが、相席は、なしでした。外で待っているお客さまがいても、中は中で快適さを守ろうとしている姿勢が見えました。
もう一方の4名席には男性1名。双方に確認をとり、外の男性1名を相席に入れていました。臨機応変に捌くよう心がけている店員さんに、好感が持てました。

 

メニューはシンプルに2種類
メニュー
店内でも、列に並んでいた順番にオーダーを訊かれました。順番を守ってくれる心遣いは嬉しいです。
メニューは麺が、鶏そばと鶏つけ麺の2種 で、どちらも普通と特選がありました。
メニューがシンプルなお店ほど味にこだわりがあるものです。店主のこのメニューへの意気込みを感じます。
筆者は鶏そばを注文。
鶏めん単品
チャーシューが2枚増量され、味玉のついている「特選」の方にしました。つけ麺の特選も同じ内容でした。
つけ麺にはさらに大盛(100円増し)と特盛(200円増し)の麺がありました。
寒いので、温かい鶏そばの方が人気なのかと思いましたが、4:1くらいの割合でつけ麺のオーダーが多かったです。
濃厚スープに麺をつけていただいた後は、スープ割といって、ゆずとねぎを追加してつけだれを割ってくれます。
ほとんどの方がスープ割まで楽しんでいらっしゃいました。

 

サイドメニューもシンプル
ギョーザ単品
麺以外のメニューは、ごはんものが、白ごはん大小、玉子かけごはん、店主おすすめと銘打たれたチャーシュー丼の3種、サイドメニューが、餃子(5個入り)、チャーシュー盛、杏仁豆腐の3種 とこちらもシンプル。
その中でギョーザを選択し…ん?平日限定ランチセットなるものが。
ギョーザセット
麺+サイドの組み合わせでおトクがあります。玉子がけごはんセットと杏仁豆腐セットはそれぞれ50円引、チャーシュー丼セットは100円引、ギョーザセットは値引きなしで白ごはん小がプラスされます。
筆者はやはりギョーザを選択しましたが、女の人など食が細めの方には、白ごはんプラスより50円引の方が嬉しいかもしれません。
ちなみに、ご飯はすべて国産米を使用されているそうです。特選!鶏そばと特選ギョーザのセットで1200円(950円+250円)でした。
お昼ご飯としては…ちょっと高め。毎日は無理なので、たまの楽しみとして来たい感じです。



 

鶏好きでなくてもはまる、鶏白湯が魅力の店

鶏そばにしても鶏つけ麺にしても、店主こだわりは、鶏白湯スープとのこと。
お店のサイトでは、「鶏のうまみを最大限に引き出すために手間暇をおしまず作っています」 とあり、「「国産鶏をていねいに下処理し、厳選された素材の味を引き出すためにじっくりと8時間かけて煮込み、2時間かけて丁寧に漉し、1日冷蔵庫でねかせて味をなじませ」 ているそうです。それはスープ自体がおかずになるタイプのスープですね。
筆者は豚骨派だったのですが、最近はあまりゴテゴテしているのは受け付けなくなってきました。
「コクがあるのにあっさり」には期待が膨らみます。店内にて待つこと10分。運ばれてきたラーメンは、スープに艶ととろみがあり、一口すすると、身体中が鶏の旨みに包まれます。ついついスープばかり呑んでしまい、麺を食べる前になくなりそうな勢いでした。鶏ガラスープはもちろん中華の王道なのですが、あっさりと透き通っているのが普通です。
鶏でこんなに濃厚な、コラーゲンを感じるスープは初めてでした。
掛けられている手間のひとつひとつが結果になっているとわかる逸品でした。豚骨スープほど重くなく、適度な濃さとコクが食べ終わったあとも鼻腔に残ります。

また、チャーシューは、フランス料理でも使われる低温調理技法でじっくり時間を掛けて煮込み、さらに特製のタレに2日間漬け込んで、しっかりと味を染み込ませているそうです。
こだわってチャーシューを作っても、先に切って置いておくと、味が落ちていくので、そのため、オーダーが入る度に、職人さんが必要な量を切り分けて出しているのだとか。
なるほど、オーダーしてから最初の麺が出るまでに10分以上かかっていたのはそのせいですね。
美味しいものを出すために、そういう細かな配慮を積み重ねているお店なのです。

 

麺へのこだわり

また、店内に入ってすぐ左に製麺室があり、ガラス窓から中が見られます。
小麦の風味が強い、国産小麦100%の自家製麺を使用されています。
日々変わる小麦の状態を見定めて、湿度、温度、小麦粉の配合、衛生管理などに気を遣い、製麺されているそうです。
ラーメン用の麺はコシがでるように熟成した麺、つけ麺用の麺は、もちもち感をより感じられる打ち立ての麺を使用するなど、メニューが2種類しかないのに、その2種類に合わせた麺にされているのがすごいところです。
確かにラーメンは、歯ごたえとのど越しのよい麺で、硬め好きの私にはちょうどいい茹で具合でした。
隣は初老のご夫婦で、つけ麺を注文されていました。
麺の幅が、少し広く見えたのですが、2種類の麺を使っているとは思いませんでしたので、気のせいかと思っていました。
お年の面もあり、柔らかめのつけ麺がお好みだったのかもしれません。食感も味のうち。
細部までこだわりぬいたプロ意識を感じました。私も完食しました。
完食
 

奈良への想い

店主は、奈良に貢献したい、元気にしたいという想いが強く、チャリティーイベントを実施して売上を募金したり、エコキャップ活動をしたりされています。店内に、ペットボトルのキャップ入れを設置し、お客様にも呼びかけをされているそうです。
キャップ入れ
実際のところ、ご近所から来られているとお見受けした、バイク来店の初老のご夫婦は、奥様がエコキャップ活動に参加されている様子で、袋にキャップを集めたものを持参されていました。「キャップが集まってきたからNOROMAに行こうよ」というのは、ご夫婦側にとっても、お店にとっても嬉しいシステムになっているようです。

 

最後に

今回はトータルで30分程度待ちましたが、お昼であれば11:20くらいまでに来れば第1弾に入れることがわかりましたので、次回からは待ち時間10分程度で済みそうです。
店員さんが常に外のお客さんに気を配り、「8名待ちです」「10名待ちです」と厨房に伝え、できるだけ早く捌こうとされていました。ただ、お昼休みの1時間だけで来るのは、ちょっと厳しいかと思います。
ちなみに店内に「禁煙」の文字は見つかりませんでしたが、灰皿も見つかりませんでした。
そもそも、ゆっくり煙草を吸える雰囲気ではありませんでした。
「さっさと食べて、さっさと次の客に席を譲るのが心得た客」という雰囲気でした。
みんな寒空の下で待ってから食べていますからね。お客さん側の連帯感みたいなものもありました。
並んでも食べる価値ありのお店です。「あー、ラーメン食べたい」と思われたときにはぜひ。

麺屋NOROMA(のろま)

【基本情報】
・住所:奈良県 奈良市 南京終町 3-1531

・電話番号:0742-63-5338

・定休日:水曜日・月末日の夜営業(昼は営業しています)

(店舗ブログに都度掲載されています)

・営業時間:11:30~15:00 18:30~21:30

・最寄りの駅・交通手段:
駐車場完備(店舗前2台、店舗裏共同駐車場10番~21番)
JR桜井線(万葉まほろば線)京終駅から徒歩約17分
JR奈良駅から徒歩約25分
バスでご来店の場合は、近鉄・JR奈良駅12番のりば、南京終で下車。

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